DX学校秩父校 by MAREMI

みんなの経済新聞ネットワークに「秩父第一中、学校の安全点検業務をDX化 秩父地域初」が掲載&インタビュー全文紹介!

『みんなの経済新聞ネットワーク』(https://chichibu.keizai.biz/headline/486/)に MAREMI がDX導入のお手伝いをさせていただいた「秩父第一中、学校の安全点検業務をDX化 秩父地域初」の記事が掲載されました。

掲載紹介とともに MAREMI 代表取締役 吉岡健太朗のインタビューをご紹介いたしますので、ぜひご一読ください。

今回DX化した具体的な内容は?





ペーパーレス、脱ハンコおよび管理工数削減を目的とした、秩父第一中学校の教職員が毎月実施する、校内安全点検業務のデジタル化。 95の校内点検箇所に設置されたQRコードを読み取ることで、教職員はスマホまたはタブレット端末から点検実施結果をその場で送信。点検実施結果は即時自動集計され、管理者がすぐに結果を確認、異常検知できるようにした。同校で普段から利用されているGoogleWorkspaceというITツールに含まれる、Googleフォーム(アンケート作成ソフト)とGoogleスプレッドシート(表計算ソフト)を組み合わせて実現。

DX化するにおいて気を付けたこと





特に気を付けたことは次の3点です。1つめは、なるべく多くの方が恩恵を受けられることです。小さくはじめてしまうと部門や担当ごとに部分最適化され、効果が出にくい。なるべく多くの方が効果の実感を得ること、「便利になった」の声を寄せて組織内世論をIT賛成にしていくことが、デジタル化のはじめの一歩として特に重要だと考えています。2つめは、利用者が直感的にわかる、思わず操作したくなるようデザインの工夫です。どのような運用にすればシンプルで作業者の負担を最小限に抑えられるか。点検実施結果の入力画面や項目・ボタンの配置、説明文まで考え抜きました。点検箇所ごとに専用QRコードを用意する、というのはその試行錯誤の過程で発案されたものです。3つめは、校内、特に教職員の中で完結する部分に絞ることです。利害関係者が少ない方がコトが早く進むからです。

取り組みの感想





仕組みをつくるまで出来ても、実際に導入し運用していくまでがDX推進の難しいところでもあるので、正直なところ、秩父第一中学校へ提案したシステムをすぐに受け入れて頂けたこと自体驚きました。井上校長先生が迅速にご決断くださり、また、諸先生方も「まずはやってみましょう」という前向きな姿勢で向き合って頂けたため、円滑にプロジェクトを進めることができました。組織のトップが改善に意欲的なことはDX推進成功の大きなカギだと改めて感じました。 また、先生方の話を聞いて、日々の業務に追われ業務改善に着手する余裕があまり無いこと、限られた資源、予算の中で出来る限りの工夫を凝らし課題をクリアにすること、その中でITで解決するという発想が出てこない、という課題認識を持たれているとお伺いしました。これは中小企業の現場でもよく耳にします。 今回は、学校内の安全点検業務に着手しましたが、結果報告、集計、確認、承認という作業プロセスに類似する業務は学校内ではもちろん、中小企業内でもあるはずで、同じ要領でデジタル化、業務改善していくことが出来ると思っています。 今回の取り組みをきっかけに、組織内で自立的にデジタル化、業務改善が進んでいくと現場のITリテラシーを向上させる事例が、デジタル化はじめの一歩を踏み出す中小企業にとっての背中を押すものとなると嬉しく思います。 今回の取り組みを通じ、地域活性化のためのDXの可能性を実感するとともに、今後に向けて自信と動力を得ることが出来ました。貴重な機会を頂けました秩父第一中学校の諸先生方には大変感謝しております。ありがとうございました。

DX学校秩父校とは

MAREMI(マレミ)が運営するDX学校秩父校は、「ITに詳しくない、中小企業に寄り添う」をコンセプトに、IT導入支援、IT担当者育成支援で、中小企業のDX(デジタル化)に伴走します。

合同会社MAREMIについて

2022年3月に中小企業向けのIT導入支援会社として創業。「めんどくさい(制約や不自由さ)を解消し、一人ひとりが自由に幸福を追求できる世界をつくっていきたい」という想いから、自立・自走し続ける地域をつくるために、伴走型の中小企業IT導入支援事業・IT担当者育成支援サービスを提供しています。

社名合同会社 MAREMI (マレミ)
所在地埼玉県秩父郡皆野町皆野1536-1
設立2022年3月23日
代表者代表取締役 吉岡 健太朗
事業内容IT導入支援事業、IT担当者育成支援事業、DX学校秩父校運営
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